先日イタリア旅行にいった際にミラノのマルペンサ空港で免税手続きを行い、無事に返金を受けることができました!
イタリアでの免税手続きについてネットで調べても、サイトごとに違う内容が書かれていたり、古い情報が残ってしまっていたりします。
購入品を機内へ持ち込むのか、スーツケースに入れるかによっても方法が違うの?
税関のスタンプが必要ってかいてる記事もあるし、イタリアでは税関スタンプがいらなくなったという記事もあるし、どれを信じたらいいのかわからないわ
私自身、情報が錯綜するなか、かなりの混乱のなか手続きを終えました。
この記事では、2024年9月に以下の条件で私が実際に行った免税手続きから返金までの詳細をご紹介したいと思います。
- 時期:2024年9月
- 空港:イタリア マルペンサ空港(第1ターミナル)
- 購入品の持ち帰り方法:スーツケース
- 免税仲介会社:Global Blue社
- 返金方法:クレジットカード
私は海外旅行上級者ではなく、他にも効率的な方法があるかもしれませんが、免税手続きに成功した一例としてお話します。
また、国や空港によって、時期によっても免税手順が異なる可能性があるため、その都度最新情報を確認してくださいね!
免税 Tax Freeとは?
「Tax Free(免税)」とは、EU圏外に住んでいる人が、EU圏内で購入した商品にかかる付加価値税(IVA)を払い戻しできるシステムです。
イタリアでは、加盟店で1回に€70以上のお買い物をした場合が免税対象となります
2024年2月から、購入額下限が€154.94から€70に引き下げられたんだって!
旅行客には嬉しい!
IVAの税率は商品によって異なり、衣類は20%、食料品は10%などが一般的です。
購入日より3ヶ月以内に手続きをすることで、商品により2%~14.5%が返金されます。
免税手続きに仲介会社としてイタリアで利用されている主な業者はGlobal Blue社とPlanet社の2つだそうです。
今回、私はGlobal Blue社を介した免税手続きに成功したので、実際の手順をご紹介していきます!
【体験談】Global Blue社での免税手続き
私がおこなった免税手続き手順をまとめると、以下の4ステップです。
- お店で免税書類の発行をお願いする
- Global BlueのWebサイトで事前登録、免税書類への記入
- 出国当日、手荷物を預ける前にマルペンサ空港のTax freeカウンターで【承認】を受ける
- Global Blueの免税書類をポストへ投函
それぞれの過程の詳細・注意点や、実際に手続きをするうえで困ったことなども含めて、以下でシェアをしていきます!
お店で書類を発行してもらう
まず、加盟店で€70以上の買い物をした場合、免税書類を発行してもらいます。
私の場合は、”Tax Free?”とお店の人から聞いてくれました。
もし聞かれなかった場合も、自分から聞いてみましょう。
お店によって仲介している免税会社が違っており、今回買い物したお店ではGlobal Blue社の免税書類をもらいました。
書類発行にあたり、お店では下記の情報を確認されました。
- パスポート番号
- 電話番号
- 住所
買い物の際はパスポートを持ち歩いておきましょう。
パスポート番号が記入されたレシートを免税書類に貼ってくれます。
オンラインでの事前登録、免税書類へ必要事項の記入
出国日までに、以下を済ませておきます。
- Global Blueのマイページで事前登録
- 免税書類への必要事項記入
まず、Global Blueのマイページで事前登録をしました。
購入時にお店に伝えた電話番号に、SMSが届きます。
Global BlueのWebサイトへリンクが記載されており、①出国日のリマインダーの設定、②返金方法(クレジットカード or 現金)を選ぶことができました。
現金での返金は当日時間がかかりそうだったので、今回はクレジットカードへの返金を選択し、カード情報を記入しました。
続いて、お店で発行してもらった免税書類に必要事項を記入しました。
ここでは、①クレジットカード情報、②氏名、③署名の欄を埋めました。
(カード情報はWebでも入力したので必要か不明でしたが、一応記入しました。)
マルペンサ空港で手続き
手続き前の疑問:手続きする国は?スタンプは必要?
今回、手続きするにあたってネット上の情報が錯綜しており、苦慮しました。
まず、免税手続きをする場所(国)についてです。
乗り継ぎがある場合の手続き場所について、ネットでは情報が錯綜していましたが、かき集めると以下のような結論に至りました。
EURO圏での最後の滞在国で手続きするのが原則。
EURO圏で乗り継ぎをする場合は、経由国で手続きの必要がある。
ただし、乗り継ぎ時間が短い場合は最初の出発国での手続きもOK。
今回パリ経由で帰国予定でしたが乗り継ぎ時間が非常に限られていたため、出発国のイタリア マルペンサ空港で手続きをトライすることにしました。
また、「税関にスタンプを押してもらう必要があるのかどうか」についても情報が様々でした。
「マルペンサ空港では免税手続きのスタンプが不要」との情報も見つけたもの、Global BlueのWebサイトには「EU圏内を出る前に税関でスタンプを押してもらう必要があります」との記載あり。
スタンプもらわなくていいなら、そもそも税関にいかなくていいんじゃないの?
確証が得られなかったので、とりあえずTax freeカウンターに行ってみることにしました!
事前にオンラインチェックイン
まず、空港に行く前にオンラインでチェックインを済ませておきました。
チェックイン後に発行されたeチケットをもって、Tax freeカウンターに向かうとスムーズです。
手荷物を預ける前に税関の【承認】をもらう
マルペンサ空港第1ターミナルのTax freeカウンターは、12番カウンターの近くにあります。
窓口に行く際に必要な持ち物は、下記となります。
- パスポート
- 搭乗券(eチケットOK)
- 免税書類
- 購入した商品
購入した商品を見せるように指示される場合があるため、スーツケースを預ける前に窓口に行くのがポイントです。
Tax freeカウンターの前には長蛇の列ができることもあり、3時間ほどは余裕をもって空港に到着するように書いてあるネット記事もありましたが
幸い、私たちの前には3-4組しか並んでいませんでした。ラッキー!
前に中国人の集団もいて大量のレシートを持っていましたが、スムーズに手続きが進んでいました。
15分ほど待ったところで、私たちの番がやってきました。
女性の係員がガムをかみながら、パスポート、搭乗券、免税書類をチェックし、PCに情報をいろいろ入力していきます。
前の中国人の集団は商品をチェックされていましたが、私たちは全くチェックされず。
また、乗り継ぎのパリで手続きをするように言われるか心配でしたが、全く突っ込まれず。
代わりに、eチケットをしっかり見られ、到着地が日本であることを念入りに確認されました。
最終的にEU圏を出るかどうか、ということを確認したかったみたいです。
窓口で「乗り継ぎ国で手続きしなさい!」と言われてしまった場合は、乗り継ぎ時間が短いというアピールをするといいらしいですよ
そして、いつ押されるのかと興味津々で待っていた「税関のスタンプ」ですが、、
「はい、これポストにいれて」と、スタンプを押されないまま免税書類を返されました。
念のため、スタンプはいらないのか聞いてみたところ
「これはe-stamp(電子スタンプ)になってるから、おさなくて大丈夫」との返答がありました!
あとになって調べてみると、こちらの記事に「2018年9月1日よりスタンプが電子化された」という内容の記載がありました。
免税手続きが電子化され、スムーズに手続きができるはありがたいですね!
書類をポストに投函
Tax freeカウンターの左側に、各免税会社のポストがありました。
利用した会社のポストに投函すれば、手続き終了です!
ちなみに、Tax Freeカウンターの近くにはGlobal blue社のカウンターがありました。
確証はありませんが、おそらく現金での返金の場合は立ち寄ることになるのだろうと思います。
本当に返金されるのか・・・進捗確認
待てよ、eスタンプならそもそも窓口に並ぶ必要あったのかな?
そのまま並ばずにポストに書類いれても手続き完了したのかな?
もやもや・・・・
さまざまな疑問が生じましたが、どうやら窓口に行く意味はあったようです。
窓口に行ったことで税関の【承認】が得られたようで、Global Blue社のマイページ上で確認すると、免税手続きがちゃんと進行していました!
手続き前
先ほどのせた写真と同じですが、手続き前は「税関の承認が必要です」と記載されていました。
手続き直後
税関で手続きをした30分後にマイページを見ると、「払い戻し保留」と表示が変わっていました!
保留ってどういうこと?ちゃんと手続きできてるのかな?とドキドキ
手続き後3日目
3日後に確認してみると、さらにステータスが変わっています!
「払い戻しプロセス *払い戻しを現在処理中です」
これはちゃんと手続きできてそうだ、と一安心です。
手続き後5日目
そして5日目、ついに返金完了を知らせるSMSが届きました!
マイページを見てみると、日本円で返金金額が表示されています。
時間差はありましたが、クレジットカード会社のサイトでも返金を確認することができました。
クレジットカードの返金は1-2ヶ月ほどかかるとの噂でしたが、迅速に対応してもらえました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、私が実際に2024年9月にミラノ マルペンサ空港で無事免税手続きを終えた手順についてご紹介しました。
手続き方法は随時更新されるとのことで、どの情報を信じればいいのか混乱してしまいますよね。
この記事が、少しでもこれからイタリア旅行へ行く方の参考になれば幸いです。
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